私は3月24日から8日間、ブリスベンのノースレイクスという町にホームステイに行ってきました。
ホームステイに行く日、私はすごく緊張していました。それは、今まで家族で行っていた旅行とは違い、知らない人ばかりの中で、9時間も飛行機に乗らなければならないし、パスポートをなくしてはいけないと、おかあさんから言われていたので、心臓がドキドキして不安でいっぱいだったからです。
関西空港で同じ旅行会社のマークを付けたスーツケースの人がいて、目の前に偶然、私と同じ名前の山本佳奈という名札を付けた女の子と、その家族がいました。おかあさんと一緒にあいさつをしましたが、その子もすこし緊張している様でした。
集合場所で飛行機のチケットを配ってもらった時、私の予想どおり、兵庫県の山本佳奈ちゃんが呼ばれてチケットを受け取ると、私のチケットだったらしくて、違うと言いました。ややこしいけど、こんな経験ははじめてなので、ちょっとおかしくなりました。
そして、大勢の家族に見送られ私たちは出国しました。
飛行機に乗ると、隣の席は兵庫県の山本佳奈ちゃんだったので、びっくりしました。二人ともおとなしいし、夜の9時から朝までの間で話したのは、機内食のチキンかトンカツか選ぶ時だけでした。
25日、私たちは動物園に行きました。私はこの日の午前中は、ほとんど一人でいました。でも、カンガルーにえさをあげたり、コアラやエミューやディンゴの写真を夢中で撮りました。だいたい100枚ぐらい撮ったけど、今までこんなにたくさん写真を写した事がないので、ピンボケもありました。
午後から、ホストファミリーの家族に会いました。
ホストマザーは、私が通うノースレイクス小学校の英語の先生で、すごく美人で、2年生のイザベルちゃんと二人家族でした。町には、新しい建てたばかりの家が何軒もならんでいて、ホストファミリーの家にはプールもありました。
家に着いて、おみやげを渡しました。おかあさんが作ったお雛様の額とイザベルちゃんにはキティちゃんのえんぴつや着せ替え人形などです。すごく喜んでくれました。
三人でクッキーを焼きました。焼けるまでの間に、イザベルちゃんとプールで遊びました。
私は、このホームステイをあまり深く考えずに参加しました。まさか、着いた日から、次の日に学校に持って行く宿題が出るとは想像していませんでした。運よく、私のホストマザーは先生だったので最初の日の宿題は手伝ってもらいました。
次の日、ホストファミリーと学校に行きました。日本では見た事がないような教室の風景でした。自分のクラスに入る前に、ホストマザーのクラスに寄りました。1年生らしくて、天井から単語を覚えるための、蛇や傘やカバなどの飾りがたくさんつるされていました。
私は、兵庫県の5年生のアミちゃんと一緒に、2月から6年生になったクラスに入りました。
ベストフレンドのヘビーとペアになって色々教えてもらったり、写真を撮ったりしました。算数は日本よりずっとレベルが高くてちょっとあせりました。私のお弁当は、毎日ホストマザーが作ってくれました。ヘビーとクラスの友達8人ぐらいで集まって、校庭でお昼ごはんを食べました。学校には売店もありました。
私は、日本から自分の顔写真が入った名刺をパソコンで作って、30枚持って行っていました。ヘビーに渡すと、みんな集まってきてプリース゛、プリーズって言われたので全員に渡しました。男子は興味がないのかなと思ったら一人の男子が、プリーズと言ってきました。なので、私があげたら、ヘビーとほかの女子がNO!NO!と言って取り上げて、私に返してくれました。男子は、怒ってそのままずっとプリーズ、プリーズと言っていました。しょうがないので、ヘビーに内緒で、名刺をあげました。男子は、サンキューと言って楽しそうにスキップしながら行ってしまいました。この日私は、ヘビーのおかげで、Don't touch ドンタッチという怒った言い方の英語を覚えました。
ひとりで知らない国に来て、最初はさびしかったけど、学校に通っているうちに、私はみんなと話をする様になりました。担任のLisa先生もすごくやさしかったし、特に福井県の中3のモエノちゃんと6年生のリホちゃんと仲良くなりました。
最後の夜、さよならパーティーで上を向いて歩こうをみんなで歌いました。そしてその夜イザベルちゃんに折り紙の折り方を教えました。おかあさんには会いたいけど、もうちょっとこの家でいたいなあと思いました。なぜなら、ホストマザーは本当にやさしくて、私を自分の子供のようにかわいがってくれたからです。
帰りの日、朝6時頃に家を出たのでイザベルちゃんにはさよならを言えませんでした。私はイザベルちゃんの枕の下に、英語で書いた折り紙の本をそっと置きました。
集合場所でホストマザーは涙をためて、私をハグしてくれました。言葉は通じなくても、マザーの優しさがつたわってきました。
いつかもっと英語が話せるようになったら、私が日本を案内したいと思います。

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